元編集者のナゾとき☆日記

ミステリー系のTVドラマ・映画・漫画の感想や生活実感コラムをつれづれなるまま書きます。

file58「水泳」フォームの美しさは、速さと関連する(と思う)

たまにスポーツジムのプールで泳ぐ、おばちゃんスイマー60代です。コロナ禍の起きる前は、今より熱心にジムのグループレッスンに参加し、たまに他の施設で個人レッスンを受けて、年に数回、マスターズ水泳大会に参加してました。

だからつい、水泳競技の放送があると、見てしまいます。

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水路は片道50M、水深は2M前後(ゴール付近は、台を使って水深浅い)

▶︎数字から眺める競泳◀︎

競泳のTV放送の表示で、途中、上位3人のコースには「1.55M/S」といった表示が出ますが、あれは「1ストロークでどれくらいの距離を進んでいるか?」を表しています。

仮に「1ストロークで1.55M進む」ペースなら、片道50mは32回ほど、腕を振り回していることになります。実際には、スタート15mとターン後の15mまでは水中で進める(その方が水の抵抗が少ないので、速い)ので、水上にいて泳ぐ距離は片道35mと仮定するなら、ストローク数は(1.55m/sだとすると)片道、約22回。

※ 但し、泳法によって1ストロークで進める距離は違います。

 

近くのプール(25mの短水路)でやってみると、15m水中にいるのも難しい(できない)し、ストローク数も(上記の計算でいくと)片道10回程度となるので、おばちゃんにはできましぇん(私はクロール25mで、16ストロークが精一杯です)。

以前、私が通っていたジムのプールに、もとオリンピック代表選手のMさんが泳ぎに来られていたことがあり、その動きの雄大さに思わず見惚れてしまいました。もちろん、本気で泳いでいる様子ではなく、ゆったり流しているなあという程度の泳ぎなのに、それでも「プールに、いきなりサメかシャチが現れた(!)」みたいな、水の流れとスピード感と存在感がありましたです。

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▶︎スタートとターン◀︎

短距離は、特にスタートが重要と言われています。平泳ぎは、スタート時、他の種目に比べて深く入水して「ひとかき、ひと蹴り」だけ水中で行うことが許されています。また平泳ぎは、ストローク(腕の動き)よりキック(足の動き)の比率が高いといわれ、お尻の筋肉を使うのが上手な人が多く、飛び込みも上手い人が多い、らしいです。

昨日たまたま見ていたTV番組では、平泳ぎがやや苦手(?)とされる大橋選手と萩野選手が助走なしでの素ジャンプ(?)の練習をされていました。あれは、その飛び込み強化と平泳ぎのキック強化なのかな?と推察しました。

7月25日の女子個人メドレーのレースでは、大橋選手が(以前、水中動作で失格となったこともあり、おそらくあまり得意でない)平泳ぎの段階で、トップに立っていらしたので、見ている方としては「あ、こりゃすごい!いけるかもー」と思って応援していました♪

 

おじちゃんおばちゃんレベルの練習会でも、たまに「なんちゃって個人メドレー」をやるのですが、平泳ぎが得意な人は背泳ぎが苦手な傾向があり、逆に背泳ぎが得意なタイプは平泳ぎが不得手なこと(私)がよく見受けられます。

 

ちなみに。背泳のとき、ターンするポイントをどう考えているかっていうと、プール両端の5m手前のところにあるビラビラした小旗群を目安にしています。5m手前だなとわかったら、そこから何ストロークでターンできるか、普段の練習で距離感を掴んでいるのだと思います。

▶︎フォームについて◀︎

泳ぐ姿が美しい人は、ほとんど「速い」です。流線型で、水の抵抗を受けることが少なく、姿勢がキープできていて、腕も足もスムーズな動作ができているから「美しく」見えるんだろうなあ、と思います。

おばちゃんスイマーも、若いインストラクターの方々(全国大会の決勝レベルの経験者もいる)に教えてもらうことがありますが、動作や姿勢を中心にアドバイスくれることが多いです。でも、その種のことは本を見ればわかったりするので、実は「水に対する感覚」を教えてもらうのが、私にはとても役に立っています。

「足の指先に水を当てるような感覚でぇ、キック!(背泳ぎ)」とか「膝は、わざと曲げるんじゃなくて、自然に曲がるくらいでー、キック! 魚に膝はないからねー(バタフライ)」とか。今も大事にしているアドバイスがあります。

本に書いてないことを、その場で感じ取るのが大事だなあと思います。

 

※私は中学時代、水泳部でした。新入部員当時、泳法を決めるときに、先輩から「背泳ぎは、代々、水泳部きっての美形がやると決まっているし、今は自由形が不足してるので、キミはクロールな」と言われました(笑)。どうせ面被りだよーん、と当時はひがんだものですが、今はそういう制限(笑)を受けることもなく、自由に背泳ぎや、最近ではバタフライも楽しんでいます。

60歳を過ぎてから水泳に再チャレンジなので、これがホントの「年寄りの冷や水」と家族から言われております(笑)。

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泳いでいると気分転換ができます。水着に着替えるのがめんどくさい、とおっしゃる方も、一度ぜひお試しください。水中で息吐くと同時に「××のバカやろー」とか悪口も吐いてみると、だんだんスッキリして参りますよ♪