元編集者のナゾとき☆日記

ミステリー系のTVドラマ・映画・漫画の感想や生活実感コラムをつれづれなるまま書きます。

【推し!ミス30】キントリ(緊急取調室season 4)第二話は、複合番宣?で、やられたー!

木曜夜9時、麦茶とデザートの杏仁豆腐を目の前に置き、、TVの前で「待て!」してたおばちゃんです。そう、刑事ドラマ「緊急取調室」第二話の、天海祐希さん、桃井かおりさんや他の皆さんの演者ぶりを拝見するために!緊急取調室(2021)

天海祐希さん演じる「真壁警部補」は容疑者にぐいぐい迫る“ハンサム女史”。キントリはテレビ朝日系列なので、TELESAあたりで見逃し配信中の可能性あり。

 

◆ザクっと、あらすじ◆ ※少々、ネタバレあり↓

第一話に引き続き、ハイジャックと政治家秘書殺害に問われた女性、大國塔子(桃井かおりさん)が、表面上の容疑者1。彼女は、かつて学生運動の活動家で「黒い女神」と呼ばれたほどの人物70才)が病院から退院し、キントリで1時間だけ事情聴取することが許された。キントリと仲良しの刑事2人は、大國塔子が名乗っていた「小暮しのぶ」という女性の死体を発見。・・・・etc

 

◆ざっくばらんに、言いたい放題◆byドラマ小姑

言わせていただくと、「えっ、もう、そこでおしまい?」です。

もちろん「面白い」ことは面白いし、盛り上がったのですが、なんとなく中途半端に終わった感があります(※個人の感想ですが!)。

「予告が面白いドラマ(や映画)は、思ったほど面白くない」という都市伝説の通り(!)、最高潮のシーンが少ないから、あれだけ宣伝もトークも面白かったのかと、おばちゃんは深読みしたくなるほどです。

事前に盛り上げるだけ盛り上げといて、ドラマ展開は、あの時間配分、或いはセリフ、或いは小道具につきまして、「あれれ??」なコトがあったのでございます。

●事前告知1・第一話オンエア日の昼間、「徹子の部屋」には天海祐希さんが出演

たくさん、いっぱい、とってもキントリチームの俳優さんの魅力をお披露目。さらに、桃井かおりさんとの「緊迫した対決シーン」も「長回しで、一気に撮影できた」という情報もあり、結構オンエアを楽しみにさせてくれました。

ただ、2人の対決シーンは第二話と分かり、第一話の途中で、しっかりお預けをくらった感が。。。

●事前告知2・第二話オンエア日の昼間、「徹子の部屋」は小日向文世さんが出演

プライベートのお話からメダカの話になり、「キントリ」の話も入って、番組宣伝の一環とわかりました。放送日を絶対に合わせてくる感じ、ちょっとやりすぎだなあとも思いつつ、まあ「夜のオンエアが楽しみ」という気分は、一応盛り上がりました。

●番宣(それよりずっと前にオンエアされた)別番組「帰れま10

たまたま見ていたら、「キントリ」の一部メンバーが登場。当てるアイテムは、ミ×ドのドーナツ売上ベスト10でした。その番組自体は、なかなか面白かったですが・・

そしたら、7月15日オンエアの「キントリ」第二話で、メンバーが取調べの合間に食べているのが、ミ×ドのドーナツ!! 事情聴取の合間にこのシーン、必要だったかどうか、とても疑問でした。ミ×ドのドーナツ食べてる暇あったら、対決して欲しかったかもー。

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●セリフ聞いたとき、あるいは設定を聞いたときの違和感

以下、「あれれ?」の女、させてもらいます。  ←cf.「アルルの女」はゴッホ

・離陸前にハイジャック決行するところから、変。

・大物政治家秘書と女性活動家(大國)の出会いがトートツ。

・その秘書はハイジャック犯の前に対峙したとき、名乗ってないようですが、大國塔子が「秘書じゃダメだ」と言ったよ?? これを、誰も突っ込まないのは何故?

・塔子が、殺人に至るまでの動機が弱いような? さらには、凶器(ある身近なモノですが)を使うだけの握力、死体を埋める力が、70才の塔子にあるかも疑問。

・かつて「時代を作った」大物活動家が、長い潜伏期間を経て、すっかり変貌していると視聴者に感じさせたいのか、それとも「筋が通っている」と賛美させたいのか、ちょっと分かりづらかったです。

・政治家であるチートなラスボスと警察内の天敵1人の「悪玉」感が薄かったです。特に政治家の役に、凄みがない(cf.他局ドラマ「相棒」の片山雛子の凄さを見習ってほしい.個人の感想ですが)。

悪が悪として、ズーンと重くなければ、逆の立場にあるキントリのメンバーが明るく「善」として浮かび上がれないように思いましたです(cf.「ガラスの仮面」の月影先生いわく「どんなに影が濃くても、光がなければ影はできないのですよ」は、真実だと思う。個人の感想ですが)。

・警乗警察官の巡査部長くん、キントリの部屋に入退出するタイミングが、妙。「今後の絡み具合に期待せよ」というふりなのだろうが、無理矢理感が少々・・。

 

番宣ばかりが上手くなり では、いかんですよー。

そこそこ面白かっただけに、ちょい残念に思ったのであります。

 

今から20年以上前、取材で桃井かおりさんにお会いしたことがあります。ボソボソっと話すのも独特の雰囲気があり、またバレリーナを目指していらしただけに背中がシャキッとしていらして、ヒトに媚びない、凜とした印象を受けました。

現在ロサンゼルス在住とのことですが、第二話のラストシーンで、また「キントリ」に再来もありかなーと思いました。

 

【補足】

 通常は、一つのドラマシリーズに対してまとめて一本の記事、あるいはseason毎にまとめて記事にしてきました。episode毎にブログ記事を書いたのは、この「キントリseason 4」とBBC制作のドラマ「刑事モース」だけです。

記事にお付き合いいただき、ありがとうございます。

 

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