ツレの「退院後、１回目の通院（検査）に付き添い」してきた60代おばちゃんです。今まで通院には付き添っていなかったので、今回は初。
病院まで、電車を使えば乗り換え１回です。が、医師から指定された時間に到着するには、痛勤時間帯（！）に少し引っかかりそう＋ツレの体力低下などを考え合わせ、タクシー利用を選択しました。費用負担は手痛いけど・・まあ、今回は仕方ないかなと。
▶︎「たわいのない話」が好き◀︎
タクシー利用も久しぶり（最近、フェルメールの生活圏の如く、1−2キロ四方で暮らしてます）でしたが、もう一つ、運転手さんと雑談してみて「家族以外のフツーの人との雑談」も久しぶりだと気づきました。
仕事を辞めたので、同僚も上司もいません。スポーツジムに行っても「会話はお避けください」なんて札があるので、5分以上も立ち話できません。友人との食事会なども延期です。電話は苦手（マスク越しの声が聞き取りづらい）なので、必要最低限以上の電話もしません。自分の通院、ツレの通院先で、医師や看護師さんと会話はしますが、それぞれ医療や健康管理の話などをするだけで、もちろん、雑談なんてできません。
「たわいもない話」のない生活をしています。あ、でも、ブログに書いているのは「たわいもない話」だらけです。すみません。
役に立たないから、「雑談」とか「たわいもない話」とか「取るに足らない、とりとめない会話」とか断定されてしまうのでしょうけれど､､､。「たわいもない話」をするうちに、意外な発想の転換ができたり、意外な自分を発見できたりします。だから「たわいのない話」が好きです。
▶︎途中、大規模接種会場を見て◀︎
大型の観光バスが何台も止まっているところに出くわしました。ぞろぞろ降りてくる人がいずれも高齢者だったので見ていると、運転手さんが「予防接種の会場です。送迎バスが出てるんですよ」と教えてくれました。
そこから「たわいもない話」が始まりました。
私が「２回接種を終えた」と話すと、運転手さんは「もうすぐ２回目接種なので、副反応が気になる」とのこと。私の場合、２回目の後、微熱が数日続いたことを話し、「事前に解熱剤を買うと、キモチ的にもお守りになりますよ？」と、運転手さんにおすすめしてみたり。
当地は、緊急事態宣言が4度目なので「オオカミ少年みたいですよねー。何度も言うから、誰も言うこと聞かない」とか話してみたり。「近頃の政策は、アクセルとブレーキを交互に踏んでるみたいですよね。今にエンストだわ」とか、妙に盛り上がってみたり。
政治のお話は初対面相手にはタブーだと思ってきましたが、昨今では「政策」を日常会話のトピックスにしても大丈夫そう。それくらい、庶民に身近になったのか、一般人でも「あまり賢くない（ように見える）政策」が多いということなのか。
でもまあ、相手を少し見極めてからの方がいいですけどね。
老人介護の中に、確か「お話し相手」いうメニューもあったように思うのですが、今回のタクシー運転手さんの接客マナーはまさにそんな感じで（笑）、心和むひとときでした。
通院アテンドして、私の方が元気になってしまった・・のは、ちょっと反省の余地ありですが、「たわいもない話」をすることで、気持ちが楽になりました。
▶︎最近のタクシーに関するマメマメ情報◀︎
帰宅してから、タクシーについていろいろ調べてみました。
・介護タクシー……通院・入退院に使えて、医療費控除の対象になるとか。ただし、介護保険の申請済みで、要支援とか要介護の認定がすでにされていること、さらにケアマネージャーが「必要」と認めた場合、といった条件付きです。車椅子の人が車に乗る時など、運転手さんは車椅子の乗降など介助もできる（訓練を受けている）らしいです。実家母の手術の入退院のときに使わせてもらいました。
・福祉タクシー……通院・入退院以外にも使える（例。けがの回復期に生活用品の買い物に使うこともOkらしい）けれど、医療費控除の対象にならないようです。
・陣痛タクシー……出産時の入院のときに使えます。タクシー会社と本人が、事前に利用登録するのが必要です。医療費控除の対象です。昔の勤務先の後輩女子が数人、利用したと言っていました。運転手さんは、青のビニールシートも用意していた、らしいです（利用者談）。
さて、いろんな利用法、いろんな利便性があると思いますが、今回のタクシー利用で私がいちばんありがたいと思ったのは、スライドドア でした。へたっているツレが、乗り降りラクそうでしたから。
