元編集者のナゾとき☆日記

ミステリー系のTVドラマ・映画・漫画の感想や生活実感コラムをつれづれなるまま書きます。

【推し!ミス29】キントリ(緊急取調室season4)は、“ハンサム女史“軍団かも!

朝目覚めてみたら、大リーグのshowヘイ選手のごとく、ブログ記事を「打ったー!」なんて思ってもらえる(!)のを目指したい(笑)、60代おばちゃんです。

さて、五輪の関係で、7月開始のドラマが早々にオンエア開始されてる感じです。中でも、木曜夜のドラマ「緊急取調室」(通称キントリ)season4(テレビ朝日系列)に注目してみたいです〜。

ただし、今シリーズの初回は、珍しく「to  be continued」で1話完結になっていなかったので、いわば、この記事は7月15日の後編おすすめ情報ってことで、よろしくです。

 

主演は、天海祐希さん。もと宝塚のトップスター、男役。宝塚を引退後は、いろいろな話題作ドラマに出演し、かつて「BOSS」※1というドラマでは、カッコイイ警部補を演じていたところから、「理想の上司」像にピッタリな女優さんNo.1と評判です。

あの時は、若ーい子達が部下だったけど、今回は、おじさん達(少し若いイケメンも2人ほど)が同僚で、チームが形成されております。天海さんが、テキパキシャッキリのハンサム路線なら、その周辺を固めるサテライトおっさん(お兄ちゃん)たちもまた、いぶし銀のハンサム(=潔くて、ちょっとカワユイ男)ぶりを、随所に見せてくれてます。

 

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いろんな推理モノがあるけれど、このドラマがユニークなのは「誰が犯人?」や「どうやった?(手段)」より「どうして犯罪を犯したのか?(動機)」に重点が置かれていること、取調官がクローズアップでまるで対話劇みたいな迫力があり、テレビ向けの部分強調演技で心理戦が繰り広げられるってことだと思います。

付け加えるならば、長身(170㎝くらい?)の天海さんが、見せ場では、座って相手に対峙することにより、相手との身長差とか、「見上げる」「見下ろす」という視線の向きが少なくなって、より一層、緊迫感が出やすい仕組みになっているのも、ドラマの魅力。

立ち姿のままだと、身長差は、ビミョーに、心理的にも上下関係が見えちゃうところがありますから。そういう先入観を与えない演出ですね。

 

また、このseason4の初回と2回目のドラマ相手役が、桃井かおりさん。役柄は、50年ぶりに活動家としての本性を表し、単独でハイジャックを試みた犯人という設定です。始まったばかりの回なのに、ラスボス感が漂っています。キントリは「9月で解散」というおふれ?もドラマ内で出ているようですから、願わくば、最終回までに再出演してくれないかなあ!とかも思います。

桃井さんは、プリマバレリーナを目指していた女性。だからシニアと呼ばれる年齢層になっているハズなのに、シャッキリしていて、体に芯が通っている感じなので「長年、じっと民間に潜んでた、伝説の大物活動家」の雰囲気バッチリです。

天海さんも、宝塚の舞台で鍛えたシャキッと感があるので、凛とした女性同士の対決シーン、本当に楽しみです。

ただ「大物活動家」のスピーチが、ちょーっと大袈裟すぎて、ありえない言葉遣いのように聞こえて違和感覚えたけど(学生運動については、私もよく分からない世代ですが)、ま、これは脚本家さんが今どきの視聴者さんに向けて、わざと誇張してやっているのかな。ボソボソっと話す口調は、(舞台にはきっと向いてないけど)テレビにはすごくイイ感じです。

男性陣も、小日向文世さん(デビュー前は、中村雅俊さんの付き人やってたこともあるそうです)、田中哲二さん(私生活では仲間由紀恵さんと結婚)、塚地武雄さん、でんでんさんと、いぶし銀タイプの俳優さん揃いで、すごいチームワーク。

座長=天海さんで、一座(一家)は差し詰め「ハンサム女史」組って印象です。

 

米印1 BOSS、2009年(season1)と2011年(season2)、テレビ朝日系列でオンエア。関連する記事はこちら↓

oshi-mystery.hatenablog.com

 

 

▶︎余談◀︎

 しかし、五輪がなくなっていたら、TV局は放送する番組の用意ができていたんだろうか? さんざん実施について批判してたくせに、結局、無観客でパブリックビューイングもナシとなったら、視聴率は、放映権取った局の大勝ちじゃん! 

とか思う、7月上旬でした。