久しく、このドラマから離れてました。魅力的な主人公、重厚な作りの刑事ドラマです。
イギリスで人気を博した「主任警部モース」の若かりし頃を描く、続編というか、青春編です。本場イギリスでは、モースの推理はシャーロックホームズに匹敵するとか、とにかく人気らしいです。
私も「刑事モース」に出会ったから、このブログ「推し!ミステリー」始めたのですが、なんせ、登場するヒトみんな冬っぽい格好してるエピソードが多くて。
本場イギリスでのオンエアがいつも秋冬のせいか(でも撮影はそれより前のはず?)、それとも主人公がいっつも幸せになりそびれるからジレジレで、身悶えしそうになって、ホットな時期には身の毒かもしれません(笑)。いや、思い切ってエアコン使い始めて、部屋閉め切ったら楽しめるかもしれません。じっくり見られる環境なら、このドラマの重厚感がフィットします。
以下、まだエアコン使いたくない方あるいは「刑事モース」を見ない方でも、楽しめる記事作成を心がけます(笑)。
歌謡曲みたいな邦題ですよねえ。その印象通り、このcase 13では、やっとモースが自分の気持ちに気づくのですが、あれれ?なこともあり、最後のシーンまで、見逃せません!
モースは、刑事としてはかなり優秀ですが、こと恋愛となると、心の奥底に秘めていたものに気づいていないような、むしろ、意識して鈍感になって気持ちに蓋をしている感じです。ことジョアンに関しては、上司の娘ということもあるし、遠慮があります。ジョアンがデートしてる現場に居合わせちゃうし、逆にモースが付き合ってた娘に出くわしたときいつもなんだか背中を向け合ってるような毎回のように、美女には弱いし、ちょこちょこ恋愛めいた感じになるわりに続かないし、執着もしない。
もしかすると、生まれ育った家での家族関係が薄い(彼が12歳の時に実母、少し前にモースが昇任試験を受ける直前に父も故人に。他のepisodeを参照)のも、影響しているのかもしれません。
モースを引き立ててくれている上司の娘は銀行勤めですが、何やら怪しげなビンゴを案内するゲーセン(というかな?)のプレイボーイと付き合い始めたようです。
▶︎吊り橋効果を探る! モースは「もう恋なのか」状態◀︎
今回またもモースは事件に巻き込まれ、利用されそうなハメに。おまけに、銀行強盗の現場に居合わせてしまい、刑事とバレそうになってあぶない目に合うなど、けっこうな極限状況に追い込まれます。自分が利用されているってことには、さすがに途中で気づいたようですが。
邦題は、そんなよからぬ企みを考えた男の愛の行方と、モースがやっと自覚した愛の行く末を象徴しているようです。が、モースの場合は、ロンドンの霧のように、またもや、もやもやとしちゃうのです。
シーズン3に入ってから、プロデューサーが変わったようで、画像の雰囲気や犯罪のテーマ設定そのものがすごく女性向けをねらってる感じです。モースのハイスペックな感じ(大学時代の友人がお金持ちとか、教授にも認められてた優秀さとか)も強調され、
ラスト近く。モースが自宅で、走馬灯のように、今までのジョアンとの数々のやりとりを思い出します。(シーズン1・2と3のスタッフ構成では、監督が違うけど、画像流用できちゃうのかー)
制作会社のITVというところは、イギリスの民間放送局を束ねたようなところ。
(ここは、M妃のインタビュー絡みで降板した名司会者の番組の制作元でもある)
ロリーナ教授の奥さんより、ジョアンの方がはるかに「歩く天使」だってことに、ようやく気づいたのでしょうか。自分の心に初めて気づいたモースが、早朝、ジョアンと会話するんだけど・・・・。
ジョアンは、あの極限状況にあって、モースへの信頼感が。
彼への信頼感より、「一緒に銀行強盗に閉じ込められた同僚が、強盗に撃ち殺された」方がまさるとは。
ときどき、欧米人の女性の自我の強さとかについていけない(例:そこまで、きちんと納得できないとダメなのか、自己という存在がキツいなあ、、、等)ドラマですが、特にこのcase 13は
モース、踏ん張りドキです!
次のシーズンを見させる工夫だらけのラストです!