昨日に引き続き、自分に起きた事件簿です。数年前の事件も含んでいます。
●サイトの利用料金未払い事件
「ご利用のサイトの使用料金について、至急ご連絡ください」とショートメールが来たので、不審に思いながらも、メールに記載された固定電話に連絡してしまいました。固定電話なら(見知らぬ番号でも)安全かなと思って。それが間違いの始まりでした・・・。
「担当者が席を外しているので、折り返し電話させます」と男A。その後かかってきたのは別の声の男Bがもの最初は物静かな声うで、「調査業協会に所属してる××です」と名乗ったあと、少しずつスゴみを増した声になってあんたね、利用したサイトの料金が未払いなんだよ。退会手続きが未了で、利用料金が溜まってるんだよ」「家族や仕事先に知られたら、困るんじゃないの?」「支払い期限が切れてるよ。訴訟するって、言ってるよ。どうするんだよ」「でも、今なら訴訟を取り下げることができるんだぜ」etc。まるで借金取り立て人の脅しです。
私の方が「どこのサイトのことでしょうか。思い当たらないんですが」と言うと、男は「言えないに決まってるだろ。個人情報だからな」と突っぱねてきます。
でも、その言葉で、逆に、私は少し冷静になれました。これはきっと、エッチなサイトをたくさん観た覚えがありそうな「主に、中高年のおっさん向けの架空請求」なのかなと。
「私のケータイ番号を、あなた方に無断で教えたサイトの運営企業は、どこですか? 私の甥が弁護士なので(←これは本当)、連絡して代理人になってもらいます。さっきの固定電話に連絡すればいいですか?」と言ったら、「そんなことやれるわけないだろうが!」とほざいて、ようやく電話が切れました。・・・・
途中まで、本当に怖かったです。
居丈高にスゴむ男の声に、とても怯えました。こちらが冷静になるヒマを与えないんです。怖いと思考停止になるんですね。脅されて支払いそうになる被害者の気持ちも、少しだけ分かったような気がします。
●注文していない宅配便が届く事件
マスク不足が深刻だった頃、ネット通販で透明プラスチックのマスクを、1回だけ注文したことがあります。でもその商品が送られてくる前に、全く注文したことのない商品が海外(アジア圏の某国)から自宅に届きました。不思議に思って、発送元(私が注文した相手ショップで、こちらは国内)にメールで連絡をし、「(間違った商品は)返送しましょうか?」ともたずねました。が、「不要です」という返事が来ました。
まもなくして、注文したマスクが届き、それで完了したつもりでした。
が、2ヶ月ほど経ってから、注文していない透明マスクが届くようになりました。住所の宛先はあっているのですが、宛名人の名前がない海外郵便です。
一度は、間違って開封してしまいました。二度目は、配達に来た郵便局の人に「受取拒否」を伝えました。三度目は、私が不在の時に家族が受け取ってしまったので、未開封のまま、郵便局に出向いて「この差出人からの宅配便は受け取らない」と依頼しました。
その後、ネット通販で使っていたクレカの支払い状況もチェックするようにしました。
郵便局としては、「住所があっていれば、お届けすることになっている」と言って、相当渋っていたのですが、「宛名人の名前がぐしゃぐしゃ(名前はおろか、文字にもなってない)のは、私宛てとは言い切れない」と強硬に訴えて、了承を取り付けました。
消費者相談センターのhpを見ると、「送り付け商法」というのだそうです。