「架空請求」とか「フィッシングメール」とか、自分には縁遠いもんだと思ってました。「そんなのに引っかかる人がいるんだー」とさえ思ってました。だのに・・
●始まりは「利用確認」
「利用確認メール」というやつが来てました。それによると、「誰かがあなたのパスワードを使っている可能性があります。そのため、一部利用を制限させていただいています。利用確認をしますので、記入してください。※決してパスワードは他人に教えないでください」。
一度目のメールは、無視していました。特に利用制限されてなかったから。でも、二度目に来たとき、登録済みのクレカの使用期限が迫っているのを思い出しました。「これのことを言ってるのか?」と思い、新しいクレカの情報を記入し始めました。
名義人、使用期限の月/年、・・・などの後、セキュリティコードまで聞いてきました。その時点で「あれ?」と思ったのです。こんなことまで、利用確認する必要あがるのか? ここで記入して良いのか? ・・・・と迷い、作業をやめました。
ありえん! おかしい!
記入していたものを全て削除して、その夜はおしまいにしたのです。
●私のクレカは緊急事態だった
翌日、年末の掃除に良さげなものをネットショッピングで見つけたので、購入しようとし他のですが、購入手続きまで進んだところで、「このクレカは使えません」という表示になりました。
「利用限度額まで使っているわけでもないのになあ」と思いながら、なぜ利用制限されているのかがわからず、他のクレカを登録するのも億劫になって、その夜のネットショッピングは諦めました。
そうしたところ、その翌日(利用確認メールが来た翌々日)、クレカの会社の人から留守電に電話がありました。帰宅後に気づいたので、留守電はそのまま放置。
さらに次の日、そのクレカの会社から郵便物が届きました。
「海外からインターネット取引をされた形跡が残っています。あなたがご利用になられましたか?」と、手紙には書かれていました。
慌ててクレカの会社に電話をして、「ここ数年、海外には行っていない。インターネットで取引したことはない」と伝えました。
例の「利用確認メール」に、クレカの情報は途中までしか記入しなかったのに、それも削除したのに、知らないうちに、使われてい他のです。
クレカの会社の人からは、ここ1週間ほどの買い物履歴(購入履歴」もチェックするようにと言われ、一旦電話をきりました。
結構、心臓バクバクもんでした。
焦理ながらも、ようやく自分の履歴を確認し、買い物については自分のものだけだということが判明し、クレカの会社の人に報告(電話)したところ、
「わかりました。では、買い物については決済承認とします。ただ、クレカは再発行しますので、新しいカードが届くまで、当社のカードを使わないでください」
●後日談
ヒョエーな体験でございました。
娘に話したら、「フィッシングメールの特徴は、送信元や返信先のアドレスがやたら長ったらしいよ。本物は、シンプルだから、そういうところも必ずチェックすること」と、じろりと睨むようにして言われました。
情弱(情報弱者)は、つらいよ。
なお。クレカの会社の人からは、「クレカの登録情報を更新・変更するのは、マイページから行ってください。今どきの詐欺メールは、巧妙で、いかにも本人に思い当たるようなことを書いてきますから、注意してください」とアドバイスされました。
多分、私みたいなおばさんは、ネットショッピングなんて手を出さない方がいいんだろうけど。。。。。難しいですな。