元編集者のナゾとき☆日記

ミステリー系のTVドラマ・映画・漫画の感想や生活実感コラムをつれづれなるまま書きます。

老々ROW YOUR BOAT〜実家母90代と私60代のテーマソング♪

実家母は、私の自宅から少し離れたところ(私鉄駅で4つ)に一人で住んでいます。90代にしては、ミクシイやってみたり、パソコンで私小説を書き始めたりして、比較的元気な方でしょう。

時折、その母のところに慰問?に行きます。多少の差し入れ(食べ物に限らず、あれこれ小物も)を持っていきます。内心、母は私たち家族にもっと近くに住んでもらいたいようですが、そうなったら、しょっちゅう呼び出されるのが目に見えているので、その話題はのらりくらりと逃げています。親子といえどきちんと距離を置きたいので、今以上に近くに引っ越そうとは思いません。

相手によって、最適の物理的距離が10mだったり2kmだったりしますよね。それが心的距離感(遠慮とか思いやりとか)にも影響するかなと思っています。

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↑「厄落とし済み」と言う言葉にひかれ、お正月飾りを購入。本来は12月28日あたりにつけるといいようですが。

今日はプリンターの設定、コピーの設定変更を教えてあげようとしたら「めんどくさい」「わからない」と言い出し、挙げ句の果てに「もういいわ」。「この前、インクを変えるのだって、ものすごく苦労した」とため息をつき、「拡大だの縮小だの、そのスイッチもわかんないのよ。私はあんたと違って馬鹿だから、無理。もう、いい」と、嫌がる。

新しい用語、特にカタカナは、意味不明だろうから、わかんないのは、私にも「よくわかる」。60代でも、よくわからない用語が多い。スキャンだのpdfだの、最初は本当にとまどたから。

でもなー、マシン(機械)の機能を否定して「理解不能」と決めつけたら、それを判るように伝える人間(この場合は私)の気持ちも否定することになるんだよー、って言っても、頑なに拒否。やりたがらず、覚えようともせず、知ろうともしない。

「あんたも、年取ったら、判るわよ。もう、無理なの」だって。

もう私も充分トシとってますけどね。そんなにまだ頑固じゃないよ、って皮肉言いたくなるのをグッと堪えました。

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その瞬間、私の頭の中に閃いたのは、(老々介護の難しさが少しだけわかったと同時に)その「老々」と言う言葉から、「Row row row your boat(ボートを漕ごうよ、って歌の英語版)」の歌詞。小学生か中学生のとき、輪唱した経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

人生についての教訓が含まれてますな、これ。

 

ROW row Row your boat

Gently down the stream

merrily merrily merrily 

Life is but a dream

 

歌詞は「ボートを漕ごう、流れに沿って。陽気に楽しく、人生はただの夢」です(他の方の訳を参考にしています)と言うことらしいのですが、これですよー♪

 

今日、歌詞を、日本語英語取り混ぜて脳内変換したのは、以下の通り。

「老々 ぼーっと漕ごうか。そっと優しく 理解の川に沿ってさ。今の人生、ただの夢」

母親にムッとするより、この歌を口ずさんでいたら、気がおさまりました(笑)。

 

いろいろあります。