元編集者のナゾとき☆日記

ミステリー系のTVドラマ・映画・漫画の感想や生活実感コラムをつれづれなるまま書きます。

file 28「職業訓練」あるいは、求職者支援訓練/前編

人生、3度目の失業者やっています。ハローワーク(以下ハロワ)にも行きます。

かつてハロワは、職安という名でした。自分が失業者となってそこに通う、主な理由は、やはり、失業保険※1 をもらいに行く(認定を受ける)ためです。その「もらう」って感覚で、なんとなく卑屈になったし、気分は暗かった、、、。

※1 「失業保険」は、正式名称ではありませんが、聞き慣れているので、このコトバを使います。正式には、「雇用保険」の加入者が、失業あるいは退職あるいは離職したときに、一定の要件を満たしていれば(所定の手続きと期間を経たのちに)受給できる「失業手当」だと思います(長い、、)が・・・。

 

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▶︎訓練を受けられるようになるまで◀︎

最近のハロワは、名称だけでなく、雰囲気もシステムも、だいぶ変わった気がします(そんな比較できるほど、何回もハロワに来るなと言われそうですが)。

数年前、2度目の失業者だったときに、発見がありました。初めて、職業訓練※2 というものを受けることになったからです。自分で申請して、ハロワから「受講指示」とかのokがでないと、訓練を受けることができません。訓練は、ものすごくたくさんの種類があり、迷いましたが、私は、キャリアカウンセリングに関する講座?科目?を受けることができました。

 

今回は、その訓練を受けるまでの話を書きます。(後編は、その訓練内で学んだことを中心に書こうと思います)。

※2 職業訓練というコトバも、厳密にいうと、正しくありません。実際には「公共職業訓練」「求職者支援訓練」という区別があり、どちらもたくさんの講座?科目?があります。受講料は基本、無料ですが、教科書代やその他実習があればその実習費用は自己負担になります。

 

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▶︎ 面談につぐ面談、シニアの「就活」は、もぉ体変◀︎

訓練を受けるためには、一定の募集期間内に、ハロワの担当コーナーに行き、面談を受けます。そこで許可が出たら、ようやく講座?科目?を開催する学校(公立の職業訓練校あるいは、民間の各種専門学校など)」に行きます。そこでもまた、面談を受けなくてはいけません。訓練を受けるのに適格か(=訓練をちゃんと終了できるか? 終了時にはちゃんと、就職活動して就業できるか?)という観点で、試されます。

私の場合は、志望動機なんてのも訊かれちゃいました。もろ「就活」です。シニアの就活の現状も、教えられました。「ご自分の人脈で探すという手もありますよ」だって。

(でも、こちとら、今までの職歴と違う仕事がやりたいって、思ってんだい)

ハロワ職員のご高説に、黙ってうなづくようなフリして、違うこと考えてました。

 

訓練の講座は、募集人員のうちの一定人数が集まらなければ、その時期のその講座は「実施中止」です。逆に、受講希望者が定員オーバーなら、面談で合否が決まります。けっこう手続きも大変です。

受講料タダ(教科書代や通学の費用などは、別途、自己負担)だから、キビシイのも無理ないのかもしれませんが。

当初、「デジタル系のデザインを、やってみたいかも」などと軽く考えていたのですが、ハロワからは「全然経験のないものを、やってみたいからという理由では、受講できません」と、はっきりクギをさされました。しかもデジタル系の求人は、若いヒト限定という企業も多いから、その職種未経験の中高年が受講しても就職に結びつきにくいから、だそうです。カルチャーセンターの講座を選ぶノリで、かるーく考えていたら、みっちり説教されました(笑)。

訓練はあくまでも、求職者の就業に直結するものでないと、ダメなようです。訓練の講座にもよりますが、修了近くなると、受講中の場に企業の担当者が「企業説明」「面接」にくる、というのもあるようでした。

ちなみに、中高年の再就職口に直結する訓練の講座としては「マンションの維持管理」あたりが人気のようでした。

(↑この講座だと、今までこの仕事に従事したことのない中高年でも受講できる、っていうのは、上記の「経験にプラスαできるような講座を」という主旨とは矛盾するようにも思いますが、、、、まあ、仕方ないですかね)

 

私の場合は、それまで大学生の就活相談などを担当したことがあったので、キャリアカウンセリングの訓練を受講したいという希望が、なんとか通りました。

(自分と同じ訓練に参加したメンバー約10名に聞いてみたところ、ハロワの「受講指示」が取れた=講座?を受講して良いと判断されたキメ手は、「それまで人事や総務畑にいたから」とか「職場で、同僚や後輩の相談にのることが多かった」などの経験を話して、了承を得られた、というヒトもいました。)

 

キャリアカウンセリングの訓練で、自分は新しい「仕事の選び方、見方」を得たように思います。自分の言葉づかいのクセも、講師から教えられ、おどろきました。次回は、そんなこんなを記事にしたいと思います。

 

(註)大学生の就活相談という実務経験あり+この訓練講座のおかげで、少なくとも「受験資格を満たす」と認定されたので、「キャリアコンサルティング技能士2級」と「キャリアコンサルタント」の試験を受けました。※同時ではありません。

現在、私は「キャリアコンサルタント」の資格はとりました。「キャリアコンサルティング技能士2級」は、学科試験のみ合格なので、今年、実技試験にチャレンジ予定です。

なお、この記事で触れた訓練講座「キャリアカウンセリング」は、毎年、何回か募集があるはずです。また、この訓練を受けただけでは、実務経験とは見なされないようです。

※上記の内容は、個人の経験によるものなので、現在は変わっている可能性もあります。お許しください。

 

to be continued・・・・・・