元編集者のナゾとき☆日記

ミステリー系のTVドラマ・映画・漫画の感想や生活実感コラムをつれづれなるまま書きます。

file15「すみっこ」orはじっこに、プチ家出♪

今週のお題「間取り」。間取り図を見るのが好きです。街角歩いてて不動産屋さんが賃貸マンションの間取り図を出していれば、つい立ち止まり「自分一人ならどう住むか?」なんて妄想にふけるのが楽しい。広告チラシやネット広告で不動産販売のを見ると、つい「間取り図」に目がいきます。

最近は、ツルッとまっすぐ四角く切り取られた便利な間取りより、どこかに小さい凸凹があって、すみっこorはじっこのコーナーが作れそうな、変な間取りが好きです。たぶん、それは、自分だけの、逃げ込む?場所が欲しいから。

間取り図を見ながら妄想してる気分は、プチ家出♪です。

 

私のすみっこorはじっこ好きは、5才のときからです。

それは、初めて、幼稚園の友だちの家に呼ばれて行ったおうちでのこと。彼女が「来て、来て!」と手まねきするので行ってみると、、階段途中の踊り場にヒミツの部屋が!

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自分の部屋があるんだ!も、幼稚園児にはじゅうぶんビックリでしたが、踊り場に、部屋が作れるんだ!で、ビックリの二乗です。

階段の踊り場の使い道なんて、それまでデパートのトイレしか知らなかった!私は、感動にまみれました。

中二階のその子の部屋は、幼稚園児でも立ち上がれないほど天井が低かったけれど、すみには作り付けのベッドがあり、部屋に座り込んで見渡すと、正面斜め上に大きな開かない窓(ハメゴロシ窓?)がありました。

その部屋は、まるで「アルプスの少女ハイジ」が星空を見る屋根裏部屋のようで、心の底から羨ましかったです。

 

 はい、屋根裏部屋とか小部屋とかも、すみっこorはじっこ暮らし志向には、ポイント高いです。「小公女」や「シンデレラ」の屋根裏部屋は、少し辛そうだったけど。「ハリー・ポッター」が、おじさんの家で与えられた階段下の部屋も、狭くて辛そうだったけれど、外界と結べる窓があって良かったね。みんな隠れ家っぽくて、ワクワクします。

 

凸凹空間にできる、すみっこorはじっこなどの空間の周縁部を隠れ家に仕立てるのは、思い出がたまる「変な」間取り。いや、不思議な間取り。きっとそのおうちの文化も周縁部に宿るのではないでしょうか。

 

さて。

あの中二階は、どうなったかな。あの子が大きくなったら、即、物置きかな。掃除するの大変だったろうな。…な〜んて、醒めた大人の目ばかりしていると、プチ家出の妄想にトリップできませんね〜。たはっ。

 

file 16「すみっこ」orはじっこ

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サ行のキイワードに言寄せて、綴ります◁