元編集者のナゾとき☆日記

ミステリー系のTVドラマ・映画・漫画の感想や生活実感コラムをつれづれなるまま書きます。

file24.「戦記」/コバエとの闘争と考察、そして鎮魂歌(レクイエム)

▶︎放置プレイはご法度◀︎

昼間、キッチンの片付けをろくにしないまま、所用あって、あわてて外出した。

流しに、使用済みのコップなどを放置した。ガス台には、半端に残った味噌汁の入った鍋もあった。すべては、コバエの好む食事だったのだ。

夕方帰宅してみると、みゅ〜んと小さな黒い飛行生物が、4−5匹(羽?)、置き型のコバエとりグッズの上=流しのすみっこ上空を旋回していた。流しの排水口の上にもいた。

夕飯作り前に、きゃつらコバエと一戦交えなくてはならなかった。

アニメ「進撃の巨人」の女型のように、私はブォーンと手をふるい、コバエを追払った。

(でも、つかまんない。空中戦は、こちらの完敗)

次には、アニメ「バグズライフ」のアリさん達を襲った雨のごとく、消毒除菌スプレーを手にして、シュバババっと噴霧した。

(コバエ軍団のうち、あるものは落下して動かなくなったが、大半は雲散霧消し、姿が見えなくなっただけだった)

やはり、ここは軍団の隠れ家をつきとめなくてはいけない、と決意した。

そして・・・・

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※食事前には、以下の文章をお読みになりませんように。

 

コバエの大群が潜んでいたのは、蓋つきのゴミ箱! と、味噌汁の鍋!!だった。

とくに、味噌汁の鍋の蓋を上げたら、みゅーん、うわーんとコバエが群舞していた。ぐぇっ。私は、声にならない声を上げながら、鍋ゴミ箱にはスプレーを、鍋は中身を一掃してゴシゴシあらった。えー、この鍋、もう使いたくない。けど、使わざるを得ない。ごしごし。もー、やだー。

 自分の放置プレイを、心から後悔した。

 

 ▶︎戦いは、夜がふけるまで?続く◀︎

とりあえず、鍋を徹底的に洗い、熱湯で消毒し、吊るして少し乾燥させた。その日の夕飯は、味噌汁なし。おかずも、なんとか2、3品作った。

コバエとの闘争の第二幕は、調理中に始まった。

 

コバエのいやらしさその1

どこからともなく飛んできて、まな板に載せた食材だけでなく、調理したものにも、たかるところだ。人間が食べようと思っているものを、人間に先んじてちょっかいを出す。

(註1)食材にもコバエの好き嫌いがあるらしい。長ネギ、玉ねぎ、ニラにはたからなかった。使い終わった「生ニンニク」のチューブを洗って少し置いておいたが、そこにもこなかった。臭酸が苦手なのかも。

(註2)調理作業中、加熱しているときはコバエは接近してこない。飛んで火に入る夏の虫ではない、らしい。ただし、加熱後、鍋に蓋して数分置いておいたら、蓋裏に侵入していたコバエもいた。油断も隙もありゃしない、という言葉が浮かぶ。

(註3)食材にラップをかけてレンチンしようとしたら、そのままラップの上にたかって、レンジに入ってしまった、ちょいお間抜けなコバエも、いた。が、それも一度きり。きゃつらは、自らの視覚聴覚嗅覚を駆使するだけでなく、同族の他者と何らかの情報交換をしているのかもしれない。

 

調理担当としては、主菜副菜その他デザートを、少しずつ工程をずらして作っていく(冷やしもんはさっさと拵えて、すぐさま冷蔵庫に入れて出番待ち)ので、一品ずつ、できる。全品が一気にできるわけではないので、鍋やフライパンなどから、皿(深皿)あるいは小鉢に盛り付けるときもコバエ来襲の可能性がある。ここでは、対策として、全てラップをかけることにした。

(熱いものを盛りつけた皿に、すぐさまラップをかけるのは、お勧めしませんが、とにかくwatchしてないと、コバエが飛んでくる(T . T)。

 

コバエのいやらしさその2

ラップをかけても潜り込んでくるところだ。ゆえに、ラップは、ゆるふわではなく、キツキツ、ぱつんぱつんに張る。でもって、皿などの容器のヘリにキツく、長く容器を巻き込むように、くっつける。でないと、そのラップがゆるいところからコバエが侵入する。実際、残りご飯をワンに盛ってレンチンした後、数分テーブルに置いたら、そのラップの隙間から潜入して、ごはんに辿り着いたヤツもいた。そのときは、ホントーにびっくりした‼️

 

(註4)ラップの商品比較も、このときやってみた。某スーパーマーケットのPB製品(原材料/ポリエチレン)、クレラップ(原材料/ポリ塩化ビニルデン)、サランラップ(原材料/ポリ塩化ビニルデン)の3種を使ったところ、上記のPB製品は容器のヘリに巻き付ける感じが上手くいかなかった。ゆるふわラップならよいが、パツパツきっちりラップには向かなかった。手触りも他社2製品と違うと思っていたが、原材料が違うんだーというのは、初めて知った。

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▶︎その後の顛末◀︎

食事が終わって、後片付けが、またコバエとの闘争、第三幕の始まりだった。

(食事中も、数匹、ふわーんとやってきて、局地戦は繰り広げられた、、、)

 

皿洗いは、食事後すかさず、行った(共稼ぎだったくせに、食洗機さえ持っていないウチです。たぶん、もう購入、、できないや)。

流しのシンクも、ボロ布で汚れを拭き取り、そのボロ布も一回使い切りで捨てた。排水口には生ゴミ用のネットをゴミ受けとして使っているが、そのネットを取り出し、水切りをして、さらに薄手のビニールに包んで、中味にアルコール除菌用のスプレーを噴霧し、ギュッと口を絞って、蓋つきのペールに入れる。

蓋つきのペール内(燃やせるゴミ、燃やせないゴミ、ビン&カン、ペットボトル&発泡スチロール皿用に区分して、わが家には4つある)にビニール袋を貼っているが、そこにも、アルコール除菌用のスプレーを、全体的に1、2プッシュした。

居住のマンションにあるゴミ捨て場は、粗大ゴミ以外、24時間okなので、最低でも1日1回いくようにする。

 

コバエは、水のあるところにたかるという。その性質を利用して、皿洗い用の大きめ容器に水をはり、そこに食器用洗剤を少量、滴下した。夜中、それを覗き込んでみると、数匹、ドザエモンになって浮いていた。

 

エピローグとして。

・コバエ取りは、単品ではできない。私は、置き型ポットとアルコール除菌スプレーとを併用した。蓋つきペールへの除菌スプレーは、効果的だと思う。朝、ペールを覗き込んだが、前日と違って、コバエの飛翔する姿はなかった。

・食卓、ガス台の鍋の中に入れたままの残り物の放置は、厳禁しようと思った。

・コバエ取り商品のうち、「コバエでポットン」は最もコバエ誘引数が多く、戦果が透けて見えるところも、またコバエが潜り込む性質を利用した商品構造も良くできているので顧客満足度(私の場合ですけどね)が高い理由になる。

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↑コバエでポットンの一部拡大写真。見えやすいよう、小さな台に載せて斜めに傾けてみた。

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ただ「商品効果は1ヶ月」➕「置かれている状況によっては、1ヶ月もたない」的な告知がパッケージに記載されているが、たぶん、どんな状況でも1ヶ月はもたないと思う。誘引する香り(めんつゆ、しょうゆ、お酢などが混じったような、不可思議な香り)もそんなにもたないし、内側のシートがカラカラに乾いてしまうので、コバエにとっての魅力が半減するように見える。

願わくば、中面のシートだけを「詰め替え用」として売って。価格も要検討で、考えてもらえたらいいなあ。

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以上、コバエに対して「死」「殺」という文字を一切使わずに、記事を書いてみました。お役に立てば幸いです。

 

 file 24「戦記2」コバエとの闘争と考察、そして鎮魂歌

▷日常生活の中で浮かぶ、由なきことを

サ行のキイワードに言寄せて、綴ります◁

 

さらなる余談 

★昔、冬のドイツに出張で行ったとき、カフェでパンにハエがたかっていたのに、店員さんもお客さんもさほど嫌がってなかったのを、ふと思いだしました。違和感あったので、そのとき会ってた日本人(在住2年)に理由を聞いたところ、「こちらの方々は、虫にわりと寛大です。寒い冬に生きているだけでいいよっていうか。日本との気候の違いもあるんでしょうかね」とのこと。

その日のフランクフルトは、人間の私にとっても風が強くて肌寒く、乾燥していて(持ち歩いてたミネラルウォーターもすぐ飲み干しちゃった)、虫にとってはさらに生きていくのが厳しいのかもと、妙に納得しちゃいました。

そのミーティングのあと、数時間後に飛行機に乗ってパリに移動したので、よけいドイツの気候の厳しさが、印象に残りました。

気候、気温、湿度は、虫たちの生育だけでなく、住む人間の思惑をも、変える力がありそうです。

 

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