元編集者のナゾとき☆日記

ミステリー系のTVドラマ・映画・漫画の感想や生活実感コラムをつれづれなるまま書きます。

0524. ドラマアカデミー賞の主演女優賞と助演男優賞だ!「天国と地獄〜サイコな2人」

これは「気の利いたお化けなら、ひっこんじゃってるころ」ですが・・

今日になって、第107回「ドラマアカデミー賞」(2021年1−3月期)の発表を知りました!(発表は4日前?) 

日曜劇場「天獄と地獄」が、綾瀬はるかさんが主演女優賞、ダブル主役の高橋一生さんが助演男優賞を受賞されたんですね!!

以前たまたま書いた記事があったので、少し加筆修正しながら、下記にご紹介させていただきます。

 

※2021年5月現在、「天国と地獄〜サイコな2人〜」は、地上波での再放送予定はまだ発表されていません。が、TBSの公式動画配信サービスparaviなら、独占配信中だそうです!(試聴は、2週間無料と書いてありましたので、このあと、ちょっと覗きに行ってみたいと思います)

 

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今や「旬の女優さん」で、「独身最後の砦」とも呼ばれる綾瀬さん(最近、ガッキーの衝撃の発表がありました)と、困難な役柄も視聴者の期待以上の演技で魅了してくれる高橋一生さんのタッグマッチで、みごとな作品でした!

 

女性警官と容疑者の男性が、途中で入れ替わって、それぞれの立場から「連続殺人」の行方を探っていくっていうストーリーは、このドラマオリジナル(原作なし)。

2人の入れ替わり演技がすごーく迫力あって、放送当時から大人気! でした。

 

日曜劇場は、日曜夜から始まる「月曜へのユーウツ感を減らす、元気付けドラマ」がテーマだと思うので、今回のような紆余曲折な「成長物語」は、ほんと、楽しみでした!

毎回スリリングでありながら、ちょこっと笑えて、登場人物のみんなに毎回ハラハラどきどきさせられてました。

警部補役の綾瀬はるかさんが、あご引いて容疑者・日高の立場のセリフ言うときのギラギラ感がすごかった! 容疑者のキレもの社長役の高橋一生さんは、なかなかの女らしさ(笑)で、入れ替わって、すぐに間違えて女性トイレに入ってしまったときの「うきゃー」感が可笑しかったです。

 

脱力の笑いがあれば、「え、この人って・・」的な意外な展開が入れ子のように入ってきて、しかも脇役の皆さんたちの意味深な演技。ある回は、アシスタントっぽい若手刑事、またある回は強引な先輩警部、あるいは不思議な恋人の存在などなど、毎回「主な役(✖️主役)」が違う楽しみ方ができました。

一つだけ、難をいうなら「真犯人が、あまりサイコっぽくない」ってことかな。なんせ皆さん、芸達者な俳優さんばかりで、思わせぶりっこの連続でしたから!

 

★以下、記事の最後の方で、ネタバレしてます。

最終回まで、毎回、リバース(裏返し)な感じ!

3件の連続殺人事件をめぐって、捜査の途中で女性警部補(警部かな?)と容疑者と思しき若手実業家が途中で魂入れ替わるわ、周りの人間もみーんな怪しくて、みーんな女性警部補の敵っぽくて。大変、いや体変でしたねー!

 最終回のストーリーは、春の嵐の如く、駆け抜けていきました!

ドラマ『天国と地獄 ~サイコな2人~』最終話場面写真

ドラマ『天国と地獄〜サイコな2人〜』最終話 場面写真 (c)TBS

 

あれ、また入れ替わってる?

あの終わり方では、続編への期待が盛り上がる(笑)。

『JIN』の脚本家さんが関わってるドラマだし、あっちの脳の中に、こっちがいるナンテ仕掛けも経験済みだと思うし。。どうですかね。

 

もう2人は、ドラマのラスト(3年後の再会という設定)で、38歳と41歳になってました。

グズグズしよらんで、一緒に住んだらいいのに。でも、この相手と暮らすのは、どっちも大変(体変)そう。

 片や、机の前はカオスなタイプ、もう一方はキチンとしてないと落ち着かないタイプみたいだし、一応「警官」と「もと容疑者」では付き合えないかな。いずれ破綻かな、、etc。

 など 手前勝手な妄想で、ドラマの余韻にひたって、深読みさせてください!

ダブル主役の綾瀬はるかさん、高橋一生さん

魂が入れ替わっていた時期と、もとに戻ったときの腕の組み方、口元の上げ方が、みごとに違いました。椅子の座り方、足の開き方も違う。

 (あれ、でも最終回の「彩子」さんの腕の組み方は、ちょっと怪しかったが、、、)

 2人ともに演技ハイレベルで、しかも実力evenだからこそできたドラマです。

 

いや、でも、性別の違う俳優さん2人が、evenの力量に見えるのは、女優さんの方がガンガン努力した部分が多いハズって想像してます。

 例えば、船内や路上、陸橋の階段での走りっぷり。鍛錬してる人です、たぶん。体軸が揺れずに、真っ直ぐ、ひた走る。男性っぽい。ヒールの靴履いて、船内で日高を追いかけるシーンも。

署内の?大階段も一気に駆け上がろうとして。そこで、落っこちるのもすごいけど。女優さんだから、顔に傷つけたらダメとか、事務所からのNGなかったんだろうか。

トレンチコートのすそをたなびかせて、走る走る。

さすがアクションもできる女優さん!です。

 

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(『精霊の守り人』ってドラマでも、ひた走り。『JIN』でも、着物着て、宗方 仁先生のところに走って行ってました、綾瀬さん。)

 

本編ドラマには関係ないけど、CMの件

 出演してるドラマの合間に入るCMで、主演俳優さんが喋ったりうごいたりすると、

「あれ?」って、なりませんか。今回、綾瀬さんが出てて、混乱しました。

 

↑動画配信サービスでは、CMが省略されるので、また見え方が異なります。以前の記事の内容では、もう少し踏み込んでいますが、ここでは、このサワリだけにします。

 

高橋一生さんは、複雑な役うまい

 最近では、「ジョジョの冒険〜露伴は動かない〜」の実写版、拝見しました。

漫画の中の、不可思議な世界の中心人物で、「ありえねー」世界を、リアルに感じさせてくれました。

 以前、大河ドラマ井伊直虎』で、複雑な感情を抱く家臣の役で、すごーく評判になりましたね。

 今回のドラマも、複雑な愛でした〜。生き別れの兄や、追って追いかけられた刑事も守る。最後まで、目が離せなかったです!

女性警部補に対する気持ちも、恋愛感情なのか、同志愛みたいな友情なのか、ビミョーな感じで、見ていてムズムズしましたよー。

 

太陽と月が絡まるドラマ

 ドラマのシンボルマークでは、太陽の中に月も入ってたのは、双子って意味でしょうか。

二卵性って想定だから、同じ円形内にいるのはちょっと変だけど。。月が単独なのは、望月さん?

 

犯人・東 朔也の「朔」は、「新月」とか「ついたち」。女性警部・望月彩子の「望月」は、満月。容疑者・筆頭の、日高陽斗の「陽」は、太陽です。

 

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ついでに連想したのが、平安時代の公家、藤原道長さんの詠んだ歌。

 

この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の

欠けたることも なしと思えば

 

当時は藤原家の全盛期。リーダー、道長さんは、自分の絶大な権力を誇って歌い上げたわけで。それになぞらえて、超訳すると(あくまで超訳)、

「望月の力があれば、絶対無敵」とか「満月の夜に、翔けて(賭けて)みよ」とかね。

 それぞれのお名前、ナゾたっぷりでした〜。

 

サイコパスなのは、誰?

 サイコパスって、なんか、もっと怖い意味かと思ってました。無知でした。

サイレントキラーとかみたいな、異常な犯罪者ぽい人を指すのかな、とか思ってました。

 

でも。サイコパスって、

日常の対人関係で支障あるとは思うけど、それが不気味な犯罪者に結びつくのか? が分からず。朔也おにいちゃんがそうだったのか、とも思えず。

 

サイコパスな2人って、登場人物名でいうと、日高と望月? いや、東と日高? 望月と河原? 陸くんは? もしかすると、この人たちみんなサイコパス

しれっとスルドいこと言う人たちが多かったです。望月の恋人、陸くんなんて、また3年後しれっと現れて、師匠仕込みの「怨み晴らして差し上げます」的犯罪もやり遂げそうな不気味さも、感じさせました。

でも、「羊たちの沈黙」のレクター博士みたいな、クールな頭脳明晰さは、最終的には日高さん??

 

単に「最高な2人」って言いたいために、サイコな2人ってつけたのかな?(邪推)

 

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「天国と地獄」続編かスピンオフ、お待ちしてます!秋(9月)にはDV Dが発売されるようです。

 望月さんがまた、現場に戻ってくると信じて!

 今度は、日高さんは・・たとえば、研究所とかデータサイエンティストとか。

そして立場も変えて、逆に、望月さんが追われる立場とか。奄美大島でばったり出会う、とか。陸くんが奄美大島で生活しているとか。・・・妄想が妄想を呼ぶ、モーソーだけ(孟宗竹あるいは、妄想だけ)の林です。

 

さて、またテレビか映画館で、お目にかかりたい方たちばかりでした!

楽しかったです!