元編集者のナゾとき☆日記

ミステリー系のTVドラマ・映画・漫画の感想や生活実感コラムをつれづれなるまま書きます。

「刑事モース」case2.ある秘密と連続殺人(※1)

【推し!ミステリ】第2回

ミステリは、2W1Hで愉しみたい!
Who Why How

 

case1はこちら

oshi-mystery.hatenablog.com

 

 

今日も、Amazonプライムにどっぷりつかっています。

ドラマ「刑事モース」の主人公は、

イギリスではシャーロックホームズに

匹敵するほどの人気があり、

「探偵No.1」と評判も高い、です。

 

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© Mammoth Screen Ltd 2012 All Rights Reserved. Licensed by ITV Studios Ltd.(BS11より)

それもそのはず。っていうか、

 

時代背景が1960年代なかば

(日本なら、昭和35年ごろ)って設定だから、

まだ科学捜査やプロファイリングに頼れない時代。

犯人に到達するには、やはり、探偵役の主人公の

推理の力量が試される、時代設定なんです。

 

主人公に人気が集まるようにできてます。

(新人刑事モースに理解を示す直属上司、

サーズディ警部補も、なかなか人気ですが)

 

このドラマには派手なアクションも、

奇抜なトリック( How did?)もないけど、

犯人(Who did?)に至る刑事モースの

推理の道筋には、うわぁ、となります。

 

誰もが「コレとコレは、無関係じゃね?」って

思ってるところに、いきなり

大胆な仮説を立てちゃうのが、モース。

 

乗り捨てられた自転車の様子を見て、

持ち主を推測し始めちゃうのも、モース。

 

お偉いさん(警視正、警察署長)が異論を唱え、

ものモース(物申す)ても、

平気で楯突いちゃう、

ちょっと頑固なところのある主人公です。

 

ただ、女性に弱い(笑)。

 

Whyを追っていくモース

しょっぱな、

秘書学校に通う若い女性が心臓発作?で亡くなる。

持病があり、その薬も処方されているのに…。

 

窓の外側には、タバコの吸殻がある。

彼女も、その恋人も、タバコは吸わないのに…。

 

現場に駆けつけたモースのアタマの中に

「Why???」が渦巻いている…(と思う)。

 

続いて、その主治医が、射殺体となって見つかる。

 

主治医の美しい妻、義父(妻の父)が

住む屋敷に行くモース。

主治医の妻が幼い子どもをあやしていたが、

その母親は、彼女ではない…。

 

複雑な家族関係に、これまた「Why???」が渦巻く。

 

そして、第3の殺人が…。

 

終わりに

  

最後の最後まで、分かんないです。

犯人だけでなく、動機(Why did?)が。

 

もしかすると、ヒトによって、

犯罪に至るまでの「愛憎」のベクトルとか、

怒りの「沸点」みたいな限界点が、

違うからなのか。

 

えー、この人なのー?と、叫びたくなる…

かもしれません。

 

モースが終盤、

最後のナゾとき(犯人を示すキイワード)は、

ちょーっと強引です。

モース・ゴーイング・マイウェイ。

 

原作者のコリン・デクスター氏は、

クロスワードパズル作家でもあったから、

彼に捧げるオマージュと解釈しましょう。

 

まあ、第一話(case1)の紹介でも書きましたが、

登場するヒト、みーんな、怪しいですからね。

 

誰が犯人でもおかしくないっ(笑)。

 

何度見ても面白いドラマです。

見るたび、発見があります。

 

おすすめっ。

 

NEXT:case3

oshi-mystery.hatenablog.com

 

※1 原題 Girl
「刑事モース」シリーズの英国でテレビ放映されたのは、2012年のテスト版から。すでに「シーズン7(各4〜6本のエピソードで1シーズンの括り)」まで、合計30本以上が、制作・公開済み。
日本では、過去にWOWOWNHK  BSプレミアムが一部を放送し、現在(2021年2月)はAmazonプレミアムで「シリーズ1(case9まで)」、U-NEXTで「シリーズ3(case 10以降?」を扱っています。
 
このブログでは、Amazonプレミアムでの区分と邦題で記載しています。
各メディアによって邦題や「シリーズ」区分が異なる可能性があります。視聴する前に確認を。